掛軸の疑問

昨日の記事から古美術つながりですが、掛軸の話です。

 

壁に掛けてある、掛軸を何気に見てると、

ある疑問が生れました。

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画像の3幅の掛軸

(掛軸は1本、2本じゃなく1(ぷく)、2と言うらしい)

 

全てに上部に2本、垂れ下がった細い帯があります。 

一番右だけ中途半端に折れ曲がってますよね。

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これって気になりませんか?

何か無造作に折れててアイロンとか当てたくなります(笑)

                                                                   

                                                                    

で、

気になって仕方ないので、専門の方に聞いてみたところ、

やはり、ちゃんと意味がありました。

 

                                                                    

この帯、元々は中国からの由来で

昔、掛軸を掛けてある部屋の窓を開けておくと、

外からの風と一緒に、燕などの鳥が部屋に入ってくることが多く、

風によって帯をパタパタ動かして、かす為の帯で、

燕驚(えんど)と言われるそうです。

                                                                     

日本ではと書いて、風帯(ふうたい) と言うそうです。

帯は真っ直ぐではなく、折れてる方が正式な形だそうです。

しかも、帯を折る長さも三寸とか二寸五分とか決まってるとか。

更に、

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風帯のこんな細い糸も「露(つゆ)って名称が付いてました。

                                                                     

                                                                      

また、この帯が折れてる事の意味を聞いて、益々勉強になりました。

ずっと掛けたまま放置しておくと、帯がだらりと真っ直ぐに伸びてしまいます。

折れてるという事=あなたの為に先ほど掛けました。

という意味なんです。

今流行りの「おもてなし」心かな。

いやぁ~、何でも聞いてみるもんですね~。

聞くは一時の恥、聞かぬは・・・。ですからね(笑)

見方を変え、知識を持って見ると、色んな事が面白いです。

 

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